教授 渋谷俊夫(Toshio SHIBUYA)
植物は周辺環境から自身がおかれている状況を感知し,過酷な環境に順化する術を持っています.このような生態をうまく利用できれば,環境制御によって植物生育を好適に調節できる可能性があります.これまで,光や湿度,気流,CO2などの物理環境が光合成や生育に複合的に作用することを明らかにしてきました.現在,そのメカニズムの解明を生態学的な視点から行うとともに,農業生産や緑化への応用に向けた取り組みを進めています. | |
主な担当科目 植物形態分類学,植物環境生理学,植物環境制御学,生物学実験,緑地環境科学実習演習IIA・ⅡB,生物環境調節学特論 |
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オフィス:中百舌鳥キャンパス B11棟229室 | |
e-mail: shibuya@envi.osakafu-u.ac.jp |
| 研究紹介 | 学術論文 | プロシーディング | 総説・資料 | 著書 | 特許 | 受賞 | 競争的資金 |
研究の紹介 |
光合成・ガス交換に及ぼす物理環境要素の影響 | |
光環境が植物の光合成特性に及ぼす影響
光質や光強度などの物理環境が植物の光合成特性に及ぼす影響を調べた結果,遠赤色光に対する赤色光の割合が小さい光照射下では,単位葉面積あたりの最大光合成速度が大きくなることが明らかとなり,その原因として光質による葉の形態的・生理的な変化が考えられました. <関連論文> |
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植物の湿度応答を利用したストレス緩和
湿度変化による蒸散要求の変化は,植物のガス交換特性を変化させます.この研究では,植物を低湿度環境さらすことで,植物の蒸散特性を抑制側に変化させることができ,それによって,灌水が制限されたときの植物の障害を一時的に緩和できることを明らかにしました. <関連論文> |
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植物個体群における葉面コンダクタンスの連続評価
小型絶対湿度センサを用いて葉面近傍の絶対湿度を計測することで,植物周辺の環境を乱さず,葉面コンダクタンスを連続的に評価する方法を考案しました.この方法を用いて環境が大きく変動する環境での植物群落のガス交換を計測した結果,ガス交換と湿度環境,群落密度との相互作用が明らかになりました. <関連論文> |
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気流環境が植物のガス交換および成長におよぼす影響
気流速度は葉面に形成に形成される境界層に影響し,ひいては葉内外のガス交換に影響します.この研究では,植物個体および個体群において気流速度が光合成・蒸散に及ぼす影響を検討し,個体群構造とガス交換との複雑な相互作用を明らかにしました. |
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物理環境が気孔発達を介してガス交換に及ぼす影響
光や湿度などの物理環境要素は気孔の発達に大きく影響します.この研究では,遠赤色光に対する赤色光の割合が小さい光照射下では,植物葉の気孔密度が高くなり,蒸散速度が大きくなることで水利用効率が低下することを明らかにしました. <関連論文> |
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植物個体間の生態的相互作用に及ぼす光環境の影響
植物にとって光環境は,周辺の状況を感知し,生理・生態的適応を図るための重要な環境要素である.蛍光灯のような遠赤色光の少ない光照射下では,光による植物個体間の相互作用が起こりにくく,その結果として個体群における植物成長が不均一になりやすいことを明らかにしました. <関連論文> |
植物ー病害虫の相互作用に及ぼす物理環境の影響 | |
植物の環境応答を介した病原菌の発育制御
物理環境による植物の形態的・生理的特性の変化は植物病原菌の発育に影響することが考えられます.キュウリうどんこ病菌を対象として検討した結果,遠赤色光に対する赤色光の割合が小さい光照射下や低湿度では,植物応答を介して病原体の発育が抑制されることが明らかとなりました. <関連論文> |
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低CO2濃度への植物応答が病原体の発育に及ぼす影響
施設園芸において,日中の屋内CO2濃度は屋外よりも低下することが知られていますが,そのようなCO2濃度低下に対する植物応答は十分に調べられていません.低CO2濃度(200 µmol/mol)から高CO2濃度(1000 µmol/mol)までに順化させたキュウリにうどんこ病を接種したところ,病原菌の発育は順化CO2濃度の影響を受け,その影響は生育ステージによって異なることが示されました. |
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物理環境が昆虫-植物間の相互作用に及ぼす影響
異なる環境条件で育成した植物に対するタバココナジラミの寄生状況を調べたところ,遠赤色光に対する赤色光の割合が小さい光照射下や低湿度で育成した植物は,タバココナジラミに寄生されにくいことが明らかとなり,その原因として,葉色や毛じ密度の変化が考えられました. <関連論文> |
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物理環境が植物応答を介してハダニ類の行動に及ぼす影響
ハダニ類は多くの植物に寄生する重要害虫として知られています.湿度環境が植物応答を介してナミハダニの産卵速度に及ぼす影響を調べた結果,低湿度で育成した植物葉においてナミハダニの産卵速度は大きくなり,その原因として毛じ密度が高いこと,葉面積あたりの乾物重が大きいことが考えられました. |
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接ぎ木が植物の水分状態の変化を介して病原体の発育に及ぼす影響
接ぎ木によって植物の病害抵抗性を高めることができることが知られていますが,そこには接ぎ木による水分状態の変化が間接的に関与している可能性があります.この研究では,接ぎ木による穂木への水ストレスが植物の形態的・生理的変化を介してうどんこ病の発育を抑制することが示唆されました. |
植物の環境応答を利用した環境制御システムの構築 | |
ボトムヒート貯蔵による挿し木・接ぎ木苗生産の効率化
良質な苗を安定供給するために,苗貯蔵技術の確立は重要です.苗を一定期間貯蔵できれば,需要に応じた生産調整ができます.本研究では,低温貯蔵中に挿し穂の発根部位または接ぎ木挿し穂の接ぎ木接合部を短期間加温するボトムヒート処理によって,貯蔵後の発根または貯蔵中における接ぎ木接合部の活着を大幅に促進できることを明らかにしました. <関連論文> |
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植林樹木苗の大量増殖システムの開発
CO2固定能力の高い樹木など,優れた遺伝的形質を持つ樹木が開発されつつありますが,それを大量に増殖させる技術はまだ十分とはいえません.この研究では,局所温度制御技術を用いることによって,緑化・植林用樹木苗を高速大量生産できるシステムの開発を行っています. <関連論文> |
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光質制御フィルムによる植物の生育制御
施設園芸において特定の波長域を吸収・反射させる被覆材を用いることで,照射光の光質を制御することができます.この研究では,遠赤色吸収フィルムによって照射光の遠赤色光に対する赤色光の割合を高くし,植物の形態的・生理的特性を変化させることで,病原体の発育を抑制できることを明らかにしました. |
学術論文 |
Hoang, N.N., Kitaya, Y., Shibuya, T., Endo, R. 2017. Growth responses of wasabi plantlets under different temperature regimes during photoautotrophic micropropagation. Eco-Engineering 29: 125–129.
Naznin, M. T., Kitaya, Y., Shibuya, T., Endo, R., Hirai, H., Lefsrud M. G., 2015. Ground based study on culturing garlic as a source of vegetable food and medicine in space – Growth and ajoene accumulation in garlic plants cultured with different CO2 regimes. Biological Sciences in Space 29: 1-7.
Khanh, N., Kitaya, Y., Xiao, L., Endo, R., Shibuya, T., 2015. Microalgae culture with digestate from methane fermentation –Effects of digestate concentrations and pH on the growth of Euglena gracilis. Eco-Engineering 27 (1):7-11.
Siqinbatu, Kitaya, Y., Hirai, H., Endo, R., Shibuya, T., 2014. Effects of soil water content on the growth of sweet potato grown in sandy soil. Eco-Engineering 26 (3), 75-80.
Naznin, M. T., Kitaya, Y., Shibuya, T., Hirai, H. 2009. Development of hydroponic culture system for producing garlic and determination of ajoene concentration. Eco-Engineering. 21 (4): 147-152.
清水(丸雄)かほり・渋谷俊夫・徳田綾也子・瓦 朋子・杉脇秀美,2008.低気温貯蔵中における短期間ボトムヒート処理によるナス接ぎ木挿し穂の発根促進.園芸学研究.7(1),23-26.
Wei, X., Kitaya, Y., Tani, A., Shibuya, T., Kiyota, M., 2007. Antiseptic aspects in internode cavities of bamboo plants. Eco-Engineering 19 (2), 83-87.
渋谷俊夫・清水(丸雄)かほり・瓦 朋子・寺倉涼子.2007.小型冷蔵庫を利用した台木カボチャ実生への低湿度処理による断根接ぎ木後におけるキュウリ接ぎ木植物の成長促進.植物環境工学.19 (1): 6-10.
Kitaya. Y., Kawai, M., Takahashi, H., Tani, A., Goto, E., Saito, T., Shibuya, T., Kiyota, M. 2006. Heat and gas exchange between plants and atmosphere under microgravity conditions. N. Y. Acad. Sci. 1077: 244-255.
Wei, X., Kitaya, Y., Shibuya, T., Kiyota, M. 2005. Effects of soil gas composition on transpiration and leaf conductance of bamboos. J. Agric. Meteorol. 60 (5): 845-848.
Wei, X., Kitaya, Y., Shibuya, T., Kiyota, M. 2005. Soil respiration in a bamboo forest as affected by soil temperature and soil moisture contents. Phyton 45 (4): 295-298.
Kitaya, Y., Shibuya, T., Yoshida, M., Kiyota, M. 2004. Effects of air velocity on photosynthesis of plant canopies under elevated CO2 levels in a plant culture system. Adv. Space Res. 34 (7): 1466-1469.
寺倉涼子・渋谷俊夫・北宅善昭・清田信.2004.キュウリ挿し穂の低温貯蔵中における短期間の供給培養液の加温処理が貯蔵中の品質および貯蔵後の発根に及ぼす影響.生物環境調節.42: 331-337.
渋谷俊夫・和田光生・冨樫雄三・大西鉄男・清田 信.2004.小型冷蔵施設を閉鎖型苗生産システムとして利用するためのユニット型多段式育苗装置の簡易気温制御.植物工場学会誌.16: 137-143.
寺倉涼子・渋谷俊夫・北宅善昭・清田 信.2003.トマト挿し穂採取用実生の育成中における低相対湿度が低温・低光強度下貯蔵中の挿し穂の品質に及ぼす影響.生物環境調節.41: 381-385.
渋谷俊夫・寺倉涼子・清田 信.2003.短期間の湿度処理がキュウリ実生の成長,蒸散特性および挿し木後の成長に及ぼす影響.生物環境調節.41: 347-352.
渋谷俊夫・猪田博子・山口健一・清田信.2003.農業用閉鎖型施設の多目的利用を目的とした多段式育苗装置の簡易ユニット化.植物工場学会誌.15: 239-244.
渋谷俊夫・川口真也・清家 孝・清田 信.2003.順化期間中におけるトンネルの開閉が微気象およびトマト接ぎ木苗のガス交換におよぼす影響.生物環境調節.41: 301-306.
渋谷俊夫・中原正一.2003.アナログ式蒸発散計を用いた育苗用自動灌水装置の試作.生物環境調節.41: 37-41.
Kitaya, Y., Tsuruyama, J. Shibuya, T., Yoshida, M., Kiyota, M. 2003. Effects of air velocity on gas exchange in plant leaves and plant canopies. Adv. Space Res. Vol 31. 177-182.
渋谷俊夫・古在豊樹.2000.温室内におけるトマトセル成型苗個体群の光利用効率および水利用効率.生物環境調節.39.35-41.
渋谷俊夫・中原正一・古在豊樹.1999.セル成型苗個体群の蒸発散計測に基づく自動干満灌水システムの開発.生物環境調節.37: 57-61.
渋谷俊夫・古在豊樹.1998.気流速度が人工光源下におけるトマトセル成型苗個体群の純光合成速度および蒸発散速度に及ぼす影響.生物環境調節.36: 131-136.
Kitaya Y., Shibuya T., Kozai T., Kubota C., 1998. Effects of light intensity and air velocity on air temperature, water vapor pressure and CO2 concentration inside a plant canopy under an artificial lighting condition. Life Support & Biosphere Science. 5: 199-203.
渋谷俊夫・北宅善昭・古在豊樹.1997.セル成型苗個体群の連続秤量に基づく自動灌水システムの試作.生物環境調節.35: 235-239.
渋谷俊夫・北宅善昭・古在豊樹.1997.灌水後におけるセル成型苗個体群の純光合成速度,蒸発散速度,顕熱輸送速度および潜熱輸送速度の変動.生物環境調節.35: 227-234.
渋谷俊夫・北宅善昭・古在豊樹.1997.微気象学的方法と秤量法に基づくセル成型苗個体群の純光合成および蒸発散速度,顕熱および潜熱輸送速度の動的計測.生物環境調節.35: 71-76.
プロシーディング |
Shibuya, T., K. Shimizu-Maruo, T. Kawara, K. Tsuchiya, M. Douzono. 2011. Improvement of early growth of tomato and eggplant grafted cuttings by warming of graft union at beginning of low temperature storage. Acta Horticulturae 923. 255-260.
Kitaya, Y., Hirai, H., Shibuya, T. 2010. Important Role of Air Convection for Plant Production in Space Farming. Biological Sciences in Space 24 (3_4):121-128.
Shibuya, T., Nakahara, M., Kozai, T., 2000. Development of an Automatic Watering System for Plug Seedling Production with Estimation of Evapotranspiration by Weighing. Acta Horticulturae. 519. 37-42.
Kitaya, Y., Tsuruyama, J., Shibuya, T., Kiyota, M., 2000. Control of air currents in a closed plant production system -Effects of air current speeds and directions on evaporation rates of a model plant canopy-. Proceedings of The XIV Memorial CIGR World Congress 2000.1781-1785.
Kozai, T., Chun, C., Goto, E., Iwabuchi, K., Shibuya, T., Kitaya, Y., Niu, G., Heo, J., Kubota, C. , 1997. Photosynthetic and transpirational characteristics of plants in closed systems with artificial lighting. Proceedings of International Meeting on Influence of Climatic Characteristics upon Behavior of Radioactive Elements: 43-52.
Shibuya, T., Kitaya, Y., Kozai, T., Nakahara, M., 1995. Diurnal changes of the net photosynthetic rate and evapotranspiration rate of plug sheets in the glasshouse. Combined proceedings international plant propagator’s society. 45: 638-640.
総説・資料等 |
渋谷俊夫,2014.個体群とガス交換,施設と園芸166,32-33,日本施設園芸協会
渋谷俊夫,2014.気流とガス交換,施設と園芸165,56-57,日本施設園芸協会
渋谷俊夫,2014.光と光合成,施設と園芸164,22-23,日本施設園芸協会
渋谷俊夫,2013.湿度と蒸散,施設と園芸163,40-41,日本施設園芸協会
渋谷俊夫,2012.ボトムヒート貯蔵を用いた樹木クローン繁殖の効率化,林木の育種 243,社団法人林木育種協会,13-16.2012年4月
渋谷俊夫,2009,ボトムヒート貯蔵による接ぎ木・挿し木苗生産の効率化,今月の農業1月号,化学工業日報社,32-38.
渋谷俊夫.2003.セル成型苗個体群における物質およびエネルギー輸送の微気象学的解析(資料).生物環境調節41.395-396.
渋谷俊夫.2003.「空気の流動とガス環境制御」.施設園芸読本. 日本農業気象学会施設園芸部会編
著書 |
Kozai, T., T. Shibuya, D. He, S. Zobayed, and Chun, C., 2015. Transplant production in closed systems, p 237-269. In: Kozai, T., G. Niu,. and M. Takagaki (eds.). Plant factory, Academic Press.
渋谷俊夫.湿度制御「施設園芸・植物工場ハンドブック」,日本施設園芸協会編,農文協,163-168.2015年5月.
渋谷俊夫.「ボトムヒート貯蔵が接ぎ木・挿し木苗生産を効率化する」,産学官連携活動の実際,大阪府立大学編,中央経済社.2008年2月
渋谷俊夫.「ボトムヒート貯蔵による苗生産」,農業技術大系野菜編追録32号102:32-39.農産漁村文化協会.2008年1月
渋谷俊夫.「屋上緑化の効果」,2003.農学から地域環境を考える.地域環境を考える会編.大阪公立大学共同出版会.63-68.
古在豊樹・渋谷俊夫.2002.「植物群落の微気象測定法」 地球環境調査辞典.フジ・テクノシステム.777-791.
渋谷俊夫.2000.「温度」 気象・生物・環境計測器ガイドブック.気象・生物・環境計測器ガイドブック編集委員会編.農業気象学会.9-10.
Kitaya, Y., Tsuruyama, J., Kawai, M., Shibuya, T., Kiyota, M., 2000. “Effects of air current on transpiration and net photosynthetic rates of plants in a closed plant production” In “Transplant Production in the 21st Century.” (Ed. by C. Kubota and C. Chun.) Kluwer Academic Publishers. 83-90.
渋谷俊夫.1999.「トマトセル成型苗の生育特性」,「トマトセル成型苗の光合成特性および蒸散特性」,「閉鎖型苗生産システムにおける苗個体群内外の微細環境」,閉鎖型苗生産システムの開発と利用,古在豊樹編.養賢堂.143-147,147-150,161-164.
特許 |
渋谷俊夫・清水かほり・瓦朋子・土屋和,「植物の挿し木苗の育苗方法」,特許第4848234号,2011年10月21日登録
渋谷俊夫・清水かほり・瓦朋子・土屋和,「野菜の接ぎ木苗の育苗方法」,特許第4695005号,2011年3月4日登録
高畑亨,猪田博子,山口健一,清田信,渋谷俊夫,「植物育成装置」,特開2004-121074,2004年4月22日公開
受賞 |
平成25年度科研費審査委員表彰 , 日本学術振興会2013年10月31日
日本生物環境調節学会奨励賞,「セル成型苗個体群における物質およびエネルギー輸送の微気象学的解析」,2003年9月
競争的資金・研究助成(代表のみ) |
科学研究費補助金基盤研究B(代表)2018~2020,「植物のバイオマス分配に及ぼす物理環境の複合影響の解明とフェノミクス研究への応用」
科学研究費補助金挑戦的萌芽研究(代表),2016~2018,「ハダニの行動特性を利用した植物診断に関する基礎的研究」
科学研究費補助金基盤研究B(代表),2015~2017,「苗生産におけるバイオマス分配を介した生態的トレードオフの解明と環境制御への応用」
科学研究費補助金挑戦的萌芽研究(代表),2013~2015,「人工照明下における植物個体間の生態的相互作用の解明とその応用に関する基礎的研究」
科学研究費補助金基盤研究B(代表),2012~2014,「植物の自己防御機構を利用した高品質苗生産システムの開発に関する基礎的研究」
科学研究費補助金基盤研究B(代表),2009~2011,「樹木の環境応答を利用した高効率クローン苗生産の開発に関する基礎的研究」
研究助成(代表),2009,岩谷直治記念財団,「植林苗生産における環境制御システムの高度化に関する基礎的研究」
科学研究費補助金萌芽研究(代表),2008~2009,「植物の環境応答を利用した先端的防除技術の開発に関する基礎的研究」
委託研究(代表),科学技術振興機構:平成18年度地域イノベーション創出総合支援事業シーズ発掘試験,2006,「局所環境制御による緑化樹木苗の発根促進技術の開発」
研究助成(代表),新技術開発財団,2005~2006,「根圏環境と大気湿度環境の複合影響下での数種植物のストレス応答」
委託研究(代表),農林水産省:先端技術を活用した農林水産研究高度化事業,2005~2007,「低温貯蔵中の短期間ボトムヒート処理による挿し木苗生産の効率化」
科学研究費補助金若手A(代表),2003~2005,「短期間の低湿度処理による植物への環境ストレスの緩和」